こんにちは、FUJIYAMAです!
「動画編集ってどうやって始めればいいんだろう?」「難しそうな気がするけど、自分にもできるかな?」というような疑問をもっていませんか?
そんな疑問にお答えできるよう、今回の記事では動画編集の始め方について解説します。
本記事のテーマ
【完全初心者向け】動画編集の始め方|どんな心構えをすべきかわかります
動画編集の始め方
- STEP1
動画編集をやる目的、ゴールを決める
(収入を得るorプライベート用) - STEP2
動画編集をどうやって学ぶか考える
(独学orスクール) - STEP3
パソコンとソフトを用意する
(おすすめPCと相場) - STEP番外編
知っておきたい!動画編集デビューまでにかかる費用と期間
記事の信頼性
FUJIYAMAは動画編集歴15年。現在フリーランス4年目の3兄弟の母。
元中高教員ですが、フリーの動画クリエイターとして教員時代の倍の年収になりました。
先にお伝えしたいこと
本記事では「全く動画編集をやったことがないけど、これからやるか考えたいからまずは情報を集めたい」という方に向けて書いています。
この記事を読むことで、「動画編集を始めるためには、こんなことが必要なんだ」ということを知って、その上で「それなら私には出来そうor出来なさそう」ということをイメージしやすくなると思います。
そのため今回の記事は、すでに動画編集を始めている方向け、もう動画編集をやることを決めている方向けではありません。
それでは早速見ていきましょう。
STEP1 動画編集をやる目的、ゴールを決める
ズバリ。「動画編集をして収入を得るかor収入を得ないか」を決めましょう。
「子どもの成長記録動画を作りたい」
「卒園ムービーを作りたい」
「YouTubeで趣味動画を配信して広告収入を得たい」
「YouTube動画やWEBのCMなどを編集する仕事に就きたい」など、何のために動画を作るかは十人十色、自由でOKです。
でも私がおすすめするまず決めたい方向性は「動画編集をやったことで収入を得るかどうか」です。
その理由を説明します。
理由1:クオリティに関わるから
動画編集で収入を得るためには、それなりのクオリティが必要です。
「こんな動画を作ってもらえるならお金を払ってでもお願いしたい」と思ってもらう動画を作る必要があります。
逆に動画編集で収入を得ないのであれば、作って欲しい人、動画を見る人、動画を作ったあなたが満足いくクオリティであればOKです。
理由2:習得すべきスキルが変わるから
もし動画編集によって収入を得るつもりなら以下のようなことが必要です。
- 希望の動画を編集できるPCやソフト、ネット環境などのハード面の準備
- 「こんな動画を作って欲しい」というリクエストに応えられる編集スキルと知識
- 「○○日までに作って欲しい」というスケジュール通りに作れる作業スピード
- 動画編集によってお金をもらう立場として行動する仕事力や責任感
逆に言えば、収入を得るつもりがない人は上記のようなことは必要ありません。
つまり、お金をもらうのであればそれなりのPCやソフトなどの環境を整理したり、しっかりとしたスキルをつける必要がある、ということです。
この2つをどちらにするか決めることが、今後の動画編集の方向性に大きく影響します。
もしかすると「いきなり決断のスケール大きくない…?」と感じる方もいるかもしれません。
でもこれを決めないとすごく無駄な時間を過ごしてしまう可能性もあります。
STEP2 動画編集をどうやって学ぶか考える
これは「独学」か「人から習う」の2択です。
結論から言うと好きな方でいいというのが答えですが、もう少し深掘りしてみましょう。
また、先に言っておくとこれは始める前に決める必要はありません。
「いろんな学び方があるんだな」という情報収集程度に知っておいてください。
独学の学び方
独学の主な方法はこちらです。
- 本
- YouTube
- ネット記事
今は動画編集の方法について、さまざまな本が出版されています。
本を購入する費用はかかりますがマイペースに、きちんとした情報を得られる方法です。
あと最近では多くの方がWeb上やYouTubeで調べて学習しています。
ネットの情報の良いところは完全無料なこと、新しい情報が多いこと、などです。
動画編集ソフトの基本の使い方から最新情報、また動画のトレンドなどさまざまな情報が発信されているので、うまく活用できると便利です。
独学のメリット:費用がかからない
「独学」とは「人から教わらず、自分で学習すること」です。
受験のために塾や家庭教師などをやらず、完全に自習でやるということ。
そのため基本的に学習費用はかなり抑えて学ぶことができます。
独学のデメリット:①効率、②孤独、③挫折
1つ目は、効率が悪いことです。
小学校の算数であれば1年生で足し算引き算、2年生で筆算と九九、3年生で割り算…など、学びやすい順番が決まっていますよね。
独学の場合はそれが全くありません。
何から学ぶのが学びやすいのか、ということがわからないので自分で学ぶ順番を調べる必要があります。
学んでいる途中で「AのスキルをつけるためにはBができないといけない気がする…」という事態に陥るかもしれないので、効率が悪くなりやすいです。
2つ目は、手伝ってくれる人がいないことです。
独学の場合は完全に一人でやる人が多いので、仲間や講師のような存在がいない場合が多いです。
動画は自分専用でない限り、誰かに見せることが多いもの。
だからこそ第三者の意見はとても大切なものです。
「これを学んだ方が良い」「ここを直した方が良い」などのアドバイスもしてもらえないので、動画の改善点などがわからず実力が上がりにくい、ということにも繋がります。
3つ目は、挫折しやすいことです。
これまで述べたように、独学の場合は何から学べばいいかわからず効率が悪かったり、助けてくれる人がいない状況の学習です。
そのため学習には時間がかかる上、壁に当たった時の解決方法などは全て自分次第です。
思うように進まない時もあり、挫折してしまう人が多くいます。
ただ、だからこそ学びが深まるとも言えます。
何を学ぶべきか自分で一生懸命調べることで能動的な学びができますし、壁に当たった時も自分で解決できれば大きな成長に繋がります。
つまり受け身の学習ではなく、自分から学ぶ濃い学習過程、ということです。
自分で自分を追い込むのが得意な人は、このデメリットは解決しやすいと思います!
人から習う学び方
人から習う学び方は以下のような方法があります。
- 映像系の学部がある大学
- 映像系の専門学校
- 動画編集スクール
- 動画編集をしている人に直接習う
- 映像制作会社へ就職
- 有料教材の購入
専門学校のように対面で授業を受けるものもや、オンライン上で学習するタイプのものなど色々ありますが、ここでは最近主流で学びやすい動画編集スクール以下について簡単に紹介します。
まずは動画編集スクールについてです。
スクールのメリット:①効率、②情報が新しい、③サポート
メリットは独学の正反対です。
1つ目は効率が良いこと。
スクールによりけりですが、何を学ぶべきかのカリキュラムを作ってくれているので、それ通りに進めれば学びやすい流れになっています。
カリキュラム作成や講師は動画編集経験者である場合がほとんどで、初心者の方が短い時間で効率良く学べるように工夫されていることが多いです。
メリットは2つ目は情報が新しいこと。
主要の動画編集ソフトは頻繁にアップデートされることがあります。
アップデートされると仕様が変わったり新しい機能が追加されることもありますが、スクールであればそれらに対応した操作方法や最新情報を教えてもらいやすいでしょう。
メリットは3つ目はサポートがあること。
正直、これがスクールの一番大きな特徴です。
編集方法でわからないことがあった時、ちょっとした相談をしたい時など講師などの立場の人に質問をすることができます。
自分が作った動画を添削してもらえることもあるので、改善点がわかり実力も上がりやすいです。
また、独学だと心が折れかけた時のモチベーションを保つことが難しいですが、スクールの講師や仲間がいることで良い刺激になったり悩みを解決できるので続けやすいという特徴もあります。
スクールのデメリット:費用がかかる
デメリットは皆さんの予想通り、お金がかかることです。
費用はスクールによって変わりますが、安ければ数万円、高い場合は200万円くらいするスクールもあります。
多いのは20〜70万円ぐらいのところのようです。
動画編集スクールはリアルタイムのもの、録画講義を自分で見るものなどさまざまです。
各スクールによってこれらの学び方は異なり、それが特徴の一つでもあります。
(気になる方はこちらの記事で各スクールの特徴を紹介しています。)
その他の方法
スクール以外で人に習う方法としては、動画編集をしている人に直接習う、映像制作会社に就職する、有料教材で学習するなどがあります。
動画編集をしている知り合いや、プロの映像制作者など人から家庭教師のようにマンツーマンで指導してもらうことも可能ではあります。
スクールよりは費用が安いでしょうし、プロの生の声が聞けるとても良い方法ではありますが、カリキュラムや教材などがしっかり用意されているわけではないと思うので、指導者による幅が大きいです。
映像制作会社に就職すれば、働いて給料をもらいながら本場の映像制作を学べる可能性が高いです。映像業界の詳しいことを学べるので、就職が可能な人は検討してみても良いかもしれません。ただし、下積み期間などもあるでしょうからすぐに動画編集ができるようになるかはその会社次第です。
有料教材はUdemyなどのeラーニングサービスを活用する方法です。
収録教材を見ながら自分で学習を進めます。
価格は低めで独学に近い学び方ですが、どの順番で学べば良いかなどが明確なので独学とスクールの間というところです。
スクールのようなサポートはないことがほとんどでしょう。
クオリティの違い
スクールに行ってもただ授業を聞くだけで上達しない人もいますし、独学でも毎日猛練習をして高い技術を得る人もいます。
つまりどの学び方でも、クオリティの違いはその人の努力次第です。
ただし動画編集を学び始めて1ヶ月後の段階でクオリティを比べるとしたら、学ぶスピードが速くサポートがある【スクールでの学習】はクオリティが高い動画を作れる可能性は高いです。
そのためSTEP1で、「収入を得るために動画編集をしたい」と決めているなら、第三者の意見をもらえるスクールの方でもメリットが大きいでしょう。
逆に「動画編集で収入を得ない」と決めているなら、マイペースに必要な内容だけを学習でき、お金もかからない独学でも十分かもしれません。
STEP3 パソコンとソフトを用意する
動画編集をするときに、物理的に絶対に必要なのがPCと動画編集ソフトです。
PCは大きくMacかWindowsかというところですが、これはどちらでもOKです。
使いやすい方や価格、好みで選びましょう。
動画編集に必要なパソコンの基準
基本のメモリは8GあればOKとは言われます。
これから動画編集のためにPCを買うという人は「8Gのメモリ」というのを一つのキーワードに用意しましょう。
その他には以下のことも検討します。
- CPU(パソコンの性能)
- グラフィックス(映像の処理能力)
- ストレージ(どれぐらい保存できるか)
- 画面サイズ(PCや画面の大きさ)
- バッテリー駆動時間(充電がどれくらいもつか)
編集を本格的にやるようになるとデータの重い編集などをやったり、よりスピーディな納品が必要になる可能性もあります。
その時には上記のような容量や処理スピードが高いものが良くなってはきますが、今から始めよう、という段階ならまだこれから勉強もしなければいけないので、あまりに大きなスペックだとオーバースペックになってしまいます。
スペックの良いPCになれば必然的に価格も上がるので、まずは最低限のPCを選ぶのがおすすめです。
SNSの動画、YouTubeのショート動画、また簡単な編集レベルなら8Gで十分対応できます。
ちなみに私は動画編集を仕事にしてから1~2年は8GのMac book Pro、3年目以降は64GのiMac(デスクトップ)と34GのMac book Proを使っています。
動画編集に必要なソフト
編集に絶対必要なのは動画編集ソフトです。
動画編集ソフトの主要なものは以下のようなものがあります。
- Adobe Premiere Pro
- Final Cut Pro(Macのみ)
- DaVinci Resolve
- Power Director
- iMovie
- Microsoftフォト
- スマホアプリ
動画編集ソフトには有料のもの、無料のものなどさまざまなです。
Adobe Premiere Pro
動画編集業界で長く広く使われているものはAdobe Premiere Pro。
YouTube動画からテレビ業界、映画の制作もでき、シェア率も世界トップです。
スクールなどで教えてくれる動画編集方法のほとんどはこのAdobe Premiere Proの操作方法でしょう。
こちらは毎月使用料を支払って使用するタイプのものです。
Final Cut Pro
Mac専用のソフトで、Adobe Premiere Proと並ぶ高機能です。
今はAdobe Premiere Proが主流ですが、その前までは長くこのFinal Cut Proのシェア率が高かったです。
私も10年程前まではFinal Cut Proを使用していました。
購入は基本買い切りです。
STEP番外編 知っておきたい!動画編集デビューまでにかかる費用と期間
デビュー前にお伝えしておきたい最後の情報は、「動画編集デビューするまでにどれくらいの期間と費用がかかるのか」です。
これまでの情報を踏まえて、ざっくりですが以下のイメージです。
- パターン①「スクールに入って動画編集で収入を得たい」
1〜2ヶ月/平均50〜70万円 + PC/ソフト購入費 - パターン②「スクールには入らず動画編集で収入を得たい」
2ヶ月〜/平均〜10万円 + PC/ソフト購入費
こちらは本当にざっくりのイメージです。
要はスクールに入るかどうかで費用と習得の期間に変化が出る、ということです。
「スクールに入ればお金はかかるけど、効率良くデビューできる可能性が高い」
「スクールに入らなければ時間はかかるけど、お金をかけずにデビューできる可能性が高い」
上記は極論ですが、実際にはお金と時間、そして自分がかけられる労力次第でこれらは変わります。
もちろん収入を得ることが目的ではないクオリティで良ければ誰でも比較的簡単に習得できるでしょう。
まとめ
動画は私たちの生活のとても身近にあるものです。これからもスマホやネット環境が今より劣らない限り、動画業界は成長していくでしょう。
動画編集は個人的には楽しくできる作業であり、かつとても奥が深い世界だと思っています。もし動画編集に興味がある方が、この記事を読んで前向きに動画編集を検討して、動画編集の世界に一歩踏み出してくれたら嬉しいです!